基本料金ゼロ円で日本の携帯番号を維持できるという、海外生活者にとって非常に使い勝手の良かった楽天モバイルが、料金プランの改定によって月額最低料金980円がかかるようになってしまいました。
従来からの契約者は2020年10月末まではポイント還元などで継続して実質無料で使えますが、そのキャンペーンも10月末で終了してしまうため、この機会に他社への乗り換えを検討している人も多いかと思います。私もその1人です。
私の場合は、同じく基本料金ゼロ円のpovo2.0に乗り換えました。
そこで今回は、海外から実際に私が行った手続きの手順を記事にしておきますので、同じようにpovo2.0への乗り換えを検討している方の参考になれば嬉しいです。
povo2.0とは
povo2.0は、auと同じKDDIが提供する格安プランの名称です。
その最大の特徴は、基本料金がゼロ円ということです。
実際に使う際には「トッピング」と呼ばれるデータ通信や通話のプランの追加が必要になりますが、容量や期間など幅広い選択肢があり、自由に選択できます。
海外にいる間は基本料金ゼロ円で番号を維持し、日本に一時帰国する際には必要な分だけプランをトッピングすれば良いので、特に海外で生活する日本人にとっても非常に魅力的なサービスです。
ただし海外生活者にとってのネックは2点あります。
ひとつはpovo2.0は海外でのローミングサービスを行なっていないこと、もう一つは有料トッピングが180日以上ない場合に回線停止や契約解除の可能性があることです。この点はご注意ください。
povo2.0は海外からでも契約できるの?
結論から言うと、海外からでも契約手続は可能です。
ただし、物理SIMの場合はSIMカードを受け取る必要があり、海外への発送は対応していないようですので、必然的にeSIMでの契約の場合に限ります。
また、トッピングの購入についても、インターネットを介して海外から購入することが可能ということが公式ホームページでも確認できます。
ただし、現時点ではpovo2.0は海外ローミングのサポートをしていないため、購入したトッピングを海外滞在中に使うことはできません。
実際の手続きの流れを紹介
事前準備① まずはアプリをダウンロード
それでは、ここから実際の契約の手順について説明します。
まず最初に、povo2.0の契約には専用アプリをダウンロードしておく必要があります。こちらにアプリのリンクを載せておきます。
povo2.0アプリ
KDDI CORPORATION無料posted withアプリーチ
AppStoreやGooglePlayから検索しても構いませんが、「povo」で検索するとpovo1.0のアプリも出てきますので注意です。選ぶのは黄色いアイコンのpovo2.0のアプリです。
事前準備② 契約に必要な書類
契約にあたってはこれらが必要になります。
- 本人確認書類(ただし既存のKDDIのサービスからの切替の場合は不要)
- クレジットカード
- 利用する端末(スマートフォンやタブレット)
本人確認書類については、以下の3つのうちのいずれかが必要です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
クレジットカードは、新規契約だけでは費用はかかりませんが、トッピングの購入をする際に登録したカードから支払いされますので、準備が必要です。
事前準備③ いまの電話番号をキープしたい場合はMNP番号を
今の電話番号を変えたくない場合は、MNP(Mobile Number Portability)予約番号も必要になります。
MNP番号はいま契約している通信キャリアの方で取得が必要ですが、各キャリアで取得方法が違うのでちゃんと確認しておきましょう。
ちなみにMNP番号は15日間有効なので、焦らなくても大丈夫です。早めに取得を済ませておきましょう。
実際の手続き〜本人確認まで
これらの準備が済んだら、povo2.0のアプリから手続き開始です。
アカウント登録 → 認証コード入力 → SIMタイプ/契約タイプ選択 → 内容確認と重要事項説明の確認 → クレジットカード登録 → 本人確認(書類登録/名義情報入力)
という流れで手続きを進めていきます。
基本的にアプリの指示に沿って進めていけば迷うことはないでしょう。
右の画像のように「本人確認中」となったら、いったん作業は完了です。ここまで15分程度でしょうか。
本人確認完了までには、審査で少し時間がかかるため、結果が出るまで待つことになります。私の場合は夜にやったのですが、翌朝9時過ぎには完了していました。
本人確認完了〜SIM有効化まで
povoから「本人確認完了のお知らせ」メールを受け取るか、もしくはアプリの画面で「本人確認完了」となっていれば、そこから回線切替とSIM有効化(eSIMの場合)の手続きになります。
こちらも同じくアプリの指示に従って進めれば問題なく完了です。
ちなみにMNPによるキャリア変更の場合、移転先での手続きが終われば移転元での解約は必要ないようです。
私の場合はpovoでの契約完了と同時に、楽天モバイル側から解約完了のお知らせが届いていました。
終わりに
以上、povo2.0への切り替えを、海外から手続きした場合のレポートになります。
手続きはWiFi環境下で行いましたが、海外からであっても、何ら不都合は発生しませんでした。ちなみにVPNも使っていません。
今回のレポートが、楽天モバイルの料金プラン改定に伴って、基本料金ゼロ円のpovo2.0への切り替えを検討している海外生活者の方の参考になれば幸いです。
お読み頂きありがとうございました。
コメント