旧正月を利用して、ケニアにサファリ旅行に行ってきました。
サファリ旅行と聞いてもピンと来ない方も多いでしょう。「どんな感じなの?」「何日ぐらい必要?」「費用は?」とたくさんの疑問が浮かぶと思います。
旅行の前には自分も色々とインターネットで調べてみたのですが、やはり遠いアフリカの話、なかなか情報を得ることができませんでした。
そこで今回は、自分が旅行前に知りたかったことを、実際に参加した自分の経験をもってQ&A形式で纏めていこうと思います。
今後サファリツアーへの参加を検討している人で、おそらく同じ疑問を持っている方もいるでしょう。そういった方のお役に立てれば幸いです。
私が参加したツアーの概要
今回私が参加したツアーは、マサイマラ、ナクル湖、アンボセリの3か所の自然保護区を回る、5泊6日のツアーでした。
ケニアまでの往復は含まれておらず自分で手配し、別で現地ツアーを自分で予約した形です。
具体的なスケジュールと時間はこんな感じです。
Day1:8時 ナイロビ出発 → 15時 マサイマラのキャンプ到着、ランチ、夕方 マサイマラのサファリ
Day2:4時 キャンプ出発 → 6時 バルーンサファリ(オプション) 終日マサイマラでサファリ
Day3:9時 キャンプ出発しマサイ村訪問、11時 マサイ村出発 → 16時 ナクルのホテル到着
Day4:7時 ホテル出発しナクル湖でサファリ、12時 出発 → ナイロビを経由し20時 アンボセリのキャンプ到着
Day5:9時 キャンプ出発、終日アンボセリのサファリ
Day6:8時 アンボセリのキャンプ出発、13時 ナイロビ着(解散)
6日間で、終日サファリが2回、半日のサファリが2回。マサイ村の訪問を除くと、あとはほぼ移動時間です。
また、他の参加者と一緒に回るタイプのツアーでした。
サファリ旅行のQ&A
サファリツアーの費用はどれぐらい?
私が参加した現地ツアーの費用は、5泊6日で800ドルでした。
これはサファリ費用に加えて、自然保護区までの交通費や宿泊、食事が全てセットになった価格です。
他のツアーも見ましたが、1日100~150ドルというのが相場のようですね。
もちろん、宿泊先のグレードを上げたり、乗り合いではないプライベートツアーにしたりすると、その分費用は上がります。
サファリツアーにはどんな人が参加してるの?
私が見たところ、9割以上はアメリカやヨーロッパからの旅行客でした。
私が実際に同じ車で回ったのは、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリアという方々。
特にヨーロッパからだとケニアも近いですからね。フライト時間的には、日本から東南アジアに行くのと同じ程度。
反対に、我々のようなアジア人は10%もいなかった感覚です。
年齢層としては、20歳~50歳台までまんべんなく参加していました。
言葉は?英語は通じる?
ケニアはもともとイギリスの植民地だったということもあり、ツアーで関わる人(ガイドや宿泊先スタッフ)は基本的に全員英語が話せます。
また、ツアー参加者もほとんどが欧米人ですので、ツアー中の会話も基本英語。英語ができる方はより楽しめると思いますし、そうでない方も多少の準備はして臨んだ方が良いでしょう。
もし英語がどうしても苦手という方は、日本の旅行会社が主催している日本語のツアーに参加するのも良いでしょう。ただし費用はかなり割高です。
サファリはどういう車で回るの?
ランドクルーザーが9割。残りはハイエースのようなバンでした。メーカーはほとんどがトヨタ。日本人として誇らしい瞬間です。
サファリ用に改装されており、動物が見やすいよう、天井が開く構造になっていたり、横の窓が取り除かれていたりします。
もし車種を選べるツアーであれば、迷わずランドクルーザーをオススメします。
というのもサファリの自然保護区内は道が悪いところも多く、ぬかるみにハマって動けなくなっているハイエースを2台ぐらい見ました。一方でランドクルーザーは一台も止まっているものはありませんでした。
サファリツアーの宿泊先は?
基本的に自然保護区に近い、キャンプサイトやロッジに泊まることになります。
キャンプサイトと言っても常設のテントが設置されており、またそれぞれのテント内にはベッド、シャワー、トイレがあるので、一般的にイメージするテントよりも立派です。グランピングに近いイメージかもしれません。
ただし、あくまではテントはテント。壁はありませんし、虫も入ってきます。
もし気になる方は予算を上げて、ロッジ確約のツアープランを選ぶのが良いでしょう。
サファリツアーの持ち物は?
持ち物については長くなったので別記事にまとめています。
実際に自分がサファリツアーに参加した経験を以てオススメの持ち物をまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
ツアー中は現金は必要?いくらぐらい両替すれば良い?
ツアーは宿泊や食事含めてすべてがセットになっていますので、基本的にはほぼ使いません。
お金を使うケースは、
- 宿泊先での追加購入:アルコールなど
- 移動中の休憩先での買い物:コーヒーやスナック、お土産など
- オプションでのマサイ村訪問の入場料
- ドライバーやガイドへのチップ
ぐらいです。なお、マサイ村入場料やチップはUSDでもOKでした。
また、カードが使えるところも多いので、現地通貨ケニアシリングへの両替は必要最低限で良いと思います。
ドライバーやガイドへのチップはどれぐらい?
日本にはチップ文化がないので、チップの額は悩みますよね。
事前に海外のサイトで調べたところ、相場としてはツアー費用の8~12%程度、ということでした。
なおチップの支払いはツアーの開始時に渡すのを推奨しているところもありましたが、個人的には最後が良いと思います。
というのもツアーによっては途中で車を乗り換えたり、ドライバーが変更になったりすることがあります。最初のドライバーに全て渡してしまうと、次のドライバーに渡らないので、トラブルになる可能性があるからです。
最初から最後まで専属で決まっている場合には、前渡しでもいいかもしれませんが、そうでない場合はチップは最後に渡すのが良いでしょう。
サファリおすすめの季節?人気の季節は?
ケニアの気候は年中を通して温暖で、雨季と乾季はあるものの、年間いつでも楽しむことができます。
その中でも人が多い時期は、欧米のホリデーシーズンである6-8月と、12月ということです。この時期は混むし、比較的ツアー料金も値上がりするということを現地ガイドから聞きました。
もしタイミングを選べるのであれば、これらホリデーシーズンは避けるのが良いでしょう。
携帯は通じる?ネット環境は?
日本の携帯キャリアの海外プランは使えない・繋がらないことが多いので、現地SIMを購入するのをオススメします。
私はSafaricomというケニアのキャリアのSIMを購入しました。10GBで1000円程度です。
Safaricomの電波状況ですが、宿泊先や移動中はもちろん繋がりますし、自然保護区内でも場所によっては4Gが繋がりました。
なお宿泊先では、キャンプサイトはもちろん、ロッジであってもWi-Fiがないところも多いです。
サファリ中にSNSを投稿したりする人はもちろん、そうでなくても調べものなどネットを使いたいケースがありますので、現地SIMはかならず契約しておきましょう。
最後に
ケニアサファリツアーについて、私が参加前に聞きたかったこと、知りたかったことを、Q&A形式で纏めてみました。いかがでしたでしょうか?
一生の思い出になるサファリ旅行。しっかりと準備して、最高の思い出にしたいですよね。
今回の記事が、これからサファリ旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。
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