今年の旧正月のお休みを利用して、オーストラリアに全豪オープンテニスの観戦に行ってきました!
今回その経験をもとに、全豪オープンテニスの現地観戦の攻略法を記事にしたいと思います。
書きたい内容が多くなり過ぎて、1つの記事では収まりきれませんでしたので、【手配&準備編】【チケット編】【現地観戦編】の3つに記事を分けています。
全豪オープンについての基本知識
全豪オープンとは
全豪オープンテニスは、毎年1月後半にオーストラリアのメルボルンで開催される、テニスの大会です。
全英オープン・全仏オープン・全米オープンと並んで、テニス界では最も格式の高い四大大会の一つとして数えられています。
毎年シーズンの初めに開催されること、またアメリカやヨーロッパから遠く離れたオーストラリアで開催されることから、他の四大大会と比べて波乱が起きやすい大会としても知られています。
日本勢では、女子の大坂なおみ選手が2019年と2021年の2回優勝を果たしていますね。
日本から最も現地観戦しやすい四大大会
また全豪オープンは、他の四大大会と比べて、時差が小さいこと、移動時間が最も短いことなどから、日本から最も現地観戦がしやすい四大大会としても知られています。
それぞれ四大大会が開催される各都市との時差、日本からのフライト時間をまとめると下記になります。
全豪オープン | 全仏オープン | 全英オープン | 全米オープン | |
---|---|---|---|---|
開催時期 | 1月後半 | 5月後半〜 6月初旬頃 | 6月末〜 7月上旬頃 | 8月末〜 9月中旬頃 |
開催都市 | オーストラリア メルボルン | フランス パリ | イギリス ロンドン | アメリカ ニューヨーク |
日本との時差 | 2時間 | 7時間* | 8時間* | 13時間* |
日本からの フライト時間* | 約10時間半 | 約13時間 | 約12時間半 | 約13時間 |
また、メルボルンは他の四大大会開催都市と比べて街の規模が小さくコンパクトで、市内中心部から会場までのアクセスが非常に便利ということもあり、その点でも現地観戦が最もしやすい四大大会であると言えます。
全豪オープン現地観戦の攻略法【手配編】
観戦日程を決める
全豪オープンの本大会は14日間に渡って開催されます。14日間の日程は、天候等による進捗次第ですが、おおよそ下記のような形になります。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男子シングルス | 1回戦 | 1回戦 | 2回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
女子シングルス | 1回戦 | 1回戦 | 2回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
8日目 | 9日目 | 10日目 | 11日目 | 12日目 | 13日目 | 14日目 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男子シングルス | 4回戦 | 準々決勝 | 準々決勝 | 試合無し | 準決勝 | 試合無し | 決勝 |
女子シングルス | 4回戦 | 準々決勝 | 準々決勝 | 準決勝 | 試合無し | 決勝 | 試合無し |
全豪オープンのコートは、約15000人収容のロッドレーバーアリーナから、数百人規模のコートまで様々です。大会序盤であれば、有名選手であっても小規模のコートで試合をすることもあり、運が良ければ本当に手が届きそうなぐらい近くでプレーを観ることが可能です。
一方で大会終盤であれば、そこまで勝ち残ってきた実力者同士の白熱した試合を見ることができるのが最大の魅力です。また大会後半からはジュニアのトーナメントも始まります。未来のスーパースター候補を探すというのも楽しみの一つです。
応援する選手のランキングや、自身の観戦スタイルを踏まえて観戦日程を決めましょう。
フライトの手配
全豪オープンテニスの観戦日程を決めたら、次に準備するべきものはフライトと宿泊先になります。
日本から全豪オープンの開催されるメルボルンまでは、成田空港からの直行便が運行されています。(2023年1月現在)
また日程に余裕があれば、経由便を利用するのも手です。香港経由やシンガポール経由などあれば、トランジットの合間に食事や観光を楽しめますので、全豪オープン観戦のついでに立ち寄るのも手です。
フライト費用については、Expediaなどの旅行サイトで、多くの航空会社のフライトを一括で調べて比較することができます。たまにびっくりするぐらい安価なフライトもありますので、まずは一度チェックしてみるのがオススメです。
宿泊先の手配
全豪オープン観戦がメインの場合、宿泊先はメルボルン中心部が良いでしょう。
というのも全豪オープンは、試合展開によっては夜遅く、または日を跨いだ翌日までかかることも多いです。試合終了が遅くなると、トラムも終電となり、またタクシー待ちも長蛇の列です。
試合会場からのトラムの終点であるフリンダースストリート駅の周辺、もしくは比較的遅くまで運行している1番・6番トラムの沿線であるスワンストン通り沿いがオススメのエリアになります。
このエリアであれば、万が一試合が長引いて、トラムの運行が終わってしまっていても、歩いて帰ることもできます。せっかくの全豪オープン観戦、帰りの時間の制約で、最後まで試合を観れないとなると悲しいですもんね。
短期間の滞在であればホテルでも良いですが、長期もしくは友人・家族との旅行を予定しているのであれば、キッチン付きのコンドミニアムや民泊を選ぶのもオススメです。
オーストラリアでは肉やワインが信じられないぐらい安く買えますし、マーケットに行けば日本ではなかなかお目にかかれないような食材もたくさんあります。毎日外食だと疲れちゃいますし、メルボルンでの外食の相場は日本より高いので、長期滞在を予定している場合はぜひ検討してみて下さい。
Expediaでは地図からホテルを検索することができ、またキッチン付きなどの条件で絞り込むのも可能です。宿泊先に迷ったらぜひ一度使って見て下さい。
観戦チケットの手配
観戦チケットの手配に関しては、長くなりますので別記事にまとめています。
私のおすすめは、観戦チケットは事前には買わず、観戦日の前日に購入するという方法です。詳細はそちらの記事を参照してみて下さい。
全豪オープン現地観戦の攻略法【準備編】
服装
南半球は日本と季節が逆になりますので、全豪オープンが開催される1月後半のメルボルンは夏真っ盛りとなります。
そのため服装は夏の服装、男性であれば半袖や短パンが基本になります。特にオーストラリアは日差しも強いため、帽子やサングラスなども必須です。また日焼けが気になる方は、日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。
一方でメルボルンはオーストラリアの南に位置しており、南極も近いので、夜や雨の日はかなり冷え込みます。パーカーやカーディガンなど羽織れるものがあると良いでしょう。
また全豪オープン会場はエリア内がかなり広いため、スニーカーなどの歩きやすい靴が推奨です。
ちなみにテニスというと、スーツやドレスで着飾った紳士淑女が観戦、というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、実際にそういった服装の方はほとんどいませんでした。笑
持ち物
メルボルンは都会ですので、大抵のものは現地でも手に入ります。それでも私が今回全豪オープンを現地観戦して、あればよかったな、もしくは、持ってきてよかったなと思ったのはこれらです。
- 小さく畳めるエコバッグ
- 国際免許証
環境先進国であるオーストラリアでは、基本的にレジ袋は付いてきません。スーパーマーケットであれば有料のプラスチックバッグも売っていますが、例えばクイーン・ビクトリア・マーケット(市内最大の市場)などで買い物すると紙袋のまま、もしくは野菜などはそのまま渡されるケースもあります。エコバッグがあれば良かったなと後悔しました。
メルボルン郊外には、ワインで有名なヤラバレーや、絶景で評判のグレートオーシャンロード、野生ペンギンに会えるフィリップ島など観光地がたくさんありますが、いずれも公共交通機関で行くとなるとかなり面倒&時間がかかります。
国際免許証があればメルボルンでもレンタカーを借りて運転できますので、日本で取得していくのをオススメしたいです。ちなみにオーストラリアは日本と同じ左側通行で、また郊外に出れば道幅も広く交通量も多くありませんので、日本で運転に慣れている方は問題なく運転できると思います。
現金はどれぐらい準備した方が良い?
私も実際に行ってびっくりしたのですが、オーストラリア、特にメルボルンなどの都市部は完全にクレジットカード社会、キャッシュレス社会です。ほぼ全てのお店でクレジットカードが使えますので、現金は一切必要ないというのが私の結論です。
とはいえ現金を持たないことに不安な方もいるでしょう。そういった方でも、オーストラリアドルを事前に両替するのは最低限で良いと思います。
ちなみに全豪オープンは大会としてCashless Eventを謳っており、会場内では現金は一切使えません。現地観戦編の記事にも書いていますが、クレジットカードだけは絶対に忘れないようにしましょう。なおカードのブランドは世界どこでも通用するVISAもしくはマスターカードがベターです。
全豪オープン チケット攻略法や会場攻略法について
全豪オープン観戦に向けた事前準備や手配について、実際に現地に行ってみた経験をもとにして、全豪オープン現地観戦の攻略法として記事にしてみました。いかがでしたでしょうか。
全豪オープンのチケットに関しての考察や、全豪オープン現地でのアドバイスについては別記事にまとめていますので、そちらを参照してみて下さい。
今回の記事が、今後全豪オープンの現地観戦を計画している方の参考になれば幸いです。お読み頂きありがとうございました。
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