全豪オープンテニス現地観戦の攻略法の第二弾として、今回は全豪オープンのチケットに関する紹介と、いつ購入すべきかの考察を、実際に現地観戦した経験をもとに記事にしていきたいと思います。
事前準備と手配については【準備&手配編】、また現地会場での攻略法については【現地編】として別記事で纏めていますので、興味ある方はそちらもぜひ読んでみて下さい。
全豪オープンチケットの基礎知識
全豪オープンの会場について
全豪オープンのチケットについて説明する前に、まずは全豪オープンの会場について簡単に説明します。
全豪オープンの会場はメルボルン市内のメルボルン・パーク内に特設され、会場内には5つのアリーナと、10以上のコートが設置されています。
これらのアリーナ・コートのうち、ロッド・レーバー・アリーナ及びマーガレット・コート・アリーナの全席と、ジョン・ケイン・アリーナの一部座席のみが指定席となります。
逆に言うと、ロッド・レーバー・アリーナとマーガレット・コート・アリーナ以外のアリーナ・コートは全て自由席で、会場内にアクセスできればどの試合でも追加料金なしで観戦することが可能です。
全豪オープンのチケットの種類
全豪オープンのチケットですが、基本はGround PassとReserved Seatの2種類のチケットがあります。
Ground Passというのは、いわゆる入場券のことです。全豪オープンの会場エリアに入場し、指定席会場(ロッド・レーバー・アリーナとマーガレット・コート・アリーナの全席、およびジョン・ケイン・アリーナの一部)を除く、全てのコートでの観戦が可能なチケットです。
1日単位で販売されており、費用もAUD20~40程度と格安です。1週間券など複数日程の通し券もありますので、長期間に渡って現地観戦する場合にはこちらを購入すると割安となります。またナイトセッション(夜の部、17時以降)から入場できるチケットもあり、こちらも比較的割安です。
一方、Reserved Seatは指定席会場での観戦のためのシートです。こちらも1日単位で販売され、それぞれ観戦できる会場も決められています。また会場によってはデイセッション(昼の部)、ナイトセッション(夜の部)が分かれている場合もあります。
例えば下記の画像は実際の販売画面です。赤枠のチケットは、1月16日のロッド・レーバー・アリーナのデイセッションの指定席のチケット、という見方をします。
ちなみにReserved Seatのチケットには全豪オープン会場への入場券も含まれていますので、Reserved Seatのチケットを持っていれば別でGround Passを購入する必要はありません。
特別な体験付きのチケット
基本は前述のGround PassもしくはReserved Seatですが、これら以外にも特別な体験付きのチケットも販売されていますのでいくつか紹介します。
Fun Walk付きのチケットは、Reserved Seatに加えて、実際に試合が行われる会場に立ち入るツアーがセットになったチケットです。ガイドによる案内や、プロのカメラマンによる写真撮影がセットになっており、貴重な体験をすることができます。
またReserved Seatと、会場内レストランでの食事がセットになったチケットもあります。
下の画像のように「TICKET+EXPERIENCE」「TICKET+DINING」と表示されているものが特別な体験付きチケットです。しかし、いずれも枚数が限られており、Reserved Seatを購入するのと比べるとかなり高価なのが難点です。
チケットの発売日と購入場所
全豪オープンのチケットは、例年10月頃に発売開始されます。2023年大会の場合、発売開始は10月**でした。
また購入方法は、全豪オープンの公式サイトからオンラインでの購入になります。オーストラリア在住であれば電話購入も可能とのことですが、私たち日本在住者には現実的ではないですよね。
また大会開催中は全豪オープン会場のチケットブースからも購入可能です。全豪オープン会場への入場口のうち、CIty EntranceとGarden Square Entranceにはチケット購入ブースが併設されており、そこで購入することができます。
全豪オープン現地観戦の攻略法【チケット編】
チケットはいつ購入するべきか?
全豪オープンのチケットはいつ購入するのが良いのでしょうか?
結論から言うと、観戦予定日の前日がベストであると私は考えます。
全豪オープンはトーナメント制ですが、ドロー表(トーナメント表)が決定するのは大会の直前です。またここが非常に重要ですが、誰がどのコートで何時から試合をするのか、前日の夜に公表されるまでわかりません。
もちろんシード順の高い選手はメインのアリーナでの試合が優先されがちなど傾向はありますが、絶対ではありません。特に地元選手が勝ち残っている場合などは、その地元選手の試合が上位シードの選手を押し除けてメインコートに設定されることも往々にあります。
また私が2023年大会で毎日チェックした限り、Ground PassにしてもReserved Seatにしても、チケットが完売となっているケースはほとんどありませんでした。さすがに決勝戦だけは前日には完売になっていましたが、それまでの試合では、前日どころか当日でも購入可能です。
従って、前日の夜にアナウンスされるスケジュールを確認して、どのゲームを観に行くかを検討し、チケットを購入するのがベストの攻略法だと考えます。
チケットを事前に購入するのが良い場合は?
逆に、チケットを早めに購入した方が良いのは以下の場合です。
シングルスの決勝戦はさすがに前日には完売になっていました。もし決勝戦を現地観戦したいと思っている場合は、事前に購入しておいた方が良いでしょう。また前述の特別な体験が付いたチケットも、枚数が限られていますので同様です。
またReserved Seatは全席指定席になります。もし大人数での現地観戦を予定しており、全員並びで観戦したい場合には、空き席が多い早めの段階で予約するのが良いでしょう。
そうでない場合は、繰り返しになりますが、観戦予定日の前日に、試合スケジュールを確認して、観たい試合を購入するというのが、私が考える全豪オープン現地観戦の攻略法です。
全豪オープン現地観戦 準備や現地攻略法について
全豪オープン現地観戦の攻略法として、今回はチケットについての紹介と、いつ購入すれば良いのかの考察を、私が実際に現地観戦した経験をもとに記事にしてきました。
手配&準備についてや、また現地会場での攻略法については別記事にまとめていますので、良かったら読んでみて下さい。お読み頂きありがとうございました!
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