韓国|トランジットで入国するときK-ETAは必要?住所はどうする?実際に試してみました

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年末年始の休暇を利用して、日本に一時帰国していました。

今回は韓国の仁川空港経由で帰国したのですが、韓国の電子渡航認証システムであるK-ETAの申請がとてもわかりづらかったので、今回はK-ETAについて、実際に私が韓国のイミグレーションに問い合わせして確認した内容や、実際に使ってみてどうだったかを、記事にしていきます。

コロナも終息に向かい、これから海外旅行に出かける方も増えてくると思います。今回の記事が、そういった方々の参考になれば幸いです。

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K-ETAについて

K-ETAの概要

K-ETA(電子渡航認証)とは、韓国にビザ無しで入国する外国籍の旅行者を対象として、入国前にオンラインで個人情報や旅行情報を申請、入国の許可を得る制度です。

アメリカのESTAやオーストラリアのETASの、韓国版というイメージですね。

K-ETA自体は2021年9月1日より本格運用が開始されましたが、コロナのためビザ無し入国が規制されていた影響もあり、日本国民がK-ETAの対象になったのは2022年の8月以降になります。

かつては韓国旅行といえば、パスポートさえあれば簡単に行ける国というイメージでした。しかしK-ETAの導入以降は、全ての旅行者が事前にK-ETAで手続きをして許可を得る必要があります。逆にいうと、K-ETAでの許可がないと韓国に入国できないので注意が必要です。

K-ETAのポイント

  • ビザ無し入国をする全ての旅行者が申請必要
  • 申請は渡航の72時間前まで
  • 費用:10000ウォン(約1000円)
  • 有効期限は2年間で、期限内は何度も利用可能(再申請不要)

2023年3月追記

韓国政府は、内需活性化施策のため、日本を含む22カ国・地域からの旅行者に対して、K-ETAを一時免除するということを発表しました。これにより2023年4月から2024年12月までに韓国に旅行する日本人はK-ETAの申請が不要となります。

K-ETAの申請について

K-ETAの申請についてはオンラインで簡単にできます。こちらがオンラインの申請サイトです。

サイトは英語と韓国語のみとなっており、残念ながら日本語の案内はありません。しかしながら韓国観光公社が日本語での申請方法をまとめてくれているので、そちらを参照して申請するのが良いかと思います。同じくリンクも貼っておきます。

私もこの韓国観光公社のホームページにあるマニュアルを参照しながら申請しましたが、申請事項の登録自体は10-20分程度でした。

その後1時間も経たないうちに承認のメールが届いていました。それぞれ下のようなメールが届いていれば問題ありません。(左が登録完了時、右が承認メール)

ちなみに有料の申請代行業者もあるようですが、余分な費用もかかり、またいざという時のトラブル等も怖いので、よほど不安な人や財布に余裕がある人以外には推奨しません。

韓国トランジットの場合のK-ETA

韓国でトランジットの場合にK-ETAは必要か?

韓国にビザ無し入国する場合にはK-ETAは必須ということは上で述べた通りですが、それでは韓国ではトランジット(乗り換え)だけで、韓国経由で他の国に旅行する際にもK-ETAは必要なのでしょうか?

私が実際に韓国のイミグレーションに問い合わせた際の回答は以下の通りです。

Please be informed that transfers passengers who are not entering Korea do not need K-ETA. 
However, they are required to obtain K-ETA if they need to enter the country and go through the check-in process for the baggage connection.

要約すると、韓国でトランジットする際、韓国に入国をしないのであればK-ETAは不要。ただし、空港での乗り換え便への再チェックインや荷物再預けなどで一度入国する場合はトランジットであってもK-ETAは必要、ということでした。

なお、ここで言う「入国」とは、入国審査(イミグレーション)を通って制限エリアの外に出ることを言います。従って韓国の空港に到着後、直接次のフライトのゲートに向かう場合や、もしくは制限区域内のラウンジやカフェで時間を潰して乗り換える場合は、入国にはあたりません

逆に入国となるケースは、

  • 乗り継ぎの空き時間を利用して一時的に空港外に出る場合
  • 空港から外に出ないとしても、乗継前と乗継後の航空会社が異なるため、韓国の空港で再チェックインや再荷物預けが必要な場合

などで、これらの場合はK-ETAが必要になります。

私の場合は、航空会社は乗り継ぎ前も乗り継ぎ後も同じアシアナ航空で、再チェックインは不要でした。また、行きは乗り換え時間が3時間しかなく、制限区域内で過ごしたため、この場合は入国には当たらないためK-ETAは不要でしす。

しかし、帰りは乗り換え時間が5時間あり、街中で食事をするために一度空港から外に出る予定にしていました。空港外に出るためには入国審査を通る必要がありますので、こういった場合にK-ETAが必要になります

トランジット入国の場合のK-ETAの住所は?

K-ETAの申請の中で、滞在先を登録する項目があります。

普通の韓国旅行であれば滞在先のホテルの住所を入力すればいいのでしょうが、トランジットでの一時入国の場合は宿泊しないケースがほとんどだと思われますので、そういう場合はどこの住所を登録すればいいのでしょうか?

ネットで調べても明確な答えが得られなかったので、またイミグレーションに問い合わせてみました。

Please enter the address and the postal code of the airport at which you are going to transfer. 

*ex) Incheon airport: ‘22382’ for postal code and ‘Gonghangro’ for road name address, and select ‘272 Gonghang-ro Jung-gu Incheon’. Also, please enter the contact number as ‘1577-2600’. 

要約すると、トランジットをする空港の住所を入力して申請すればOKということ。また同じく登録が必要な現地での連絡先も、トランジットする空港の電話番号で良いそうです。

ちなみに仁川空港第1ターミナルでの乗り換えの場合は、以下が住所と連絡先になります。

  • 郵便番号:22382
  • 住所:272 Gonghang-ro Jung-gu Incheon
  • 連絡先:1577-2600

余談ですが、韓国のイミグレーションサービスは問合せへの返信が丁寧かつ迅速で、非常に助かりました。

実際に試してみた結果は?

さてこれらの情報を基に申請したK-ETAにて、実際にトランジットでの入国にトライしてみました。

結果は、一切何の問題もなく入国できました!

空いていたこともあるのか、飛行機から降りて空港の外に出るまで、30分もかかりませんでした!

ちなみに現在(2023年1月現在)では、韓国での入国にあたってQーCODE(検疫情報事前入力システム)にも登録しておく必要があります。この辺りはコロナの感染状況などによって変わりますので、事前に大使館のホームページなどで最新の情報を確認しておくのが良いです。

余談:韓国一時入国のオススメはソンド国際都市

仁川国際空港からソウル市街地までは約50km離れており、電車やタクシーでも片道1時間程度かかってしまいます。トランジットの時間を長く取れるのであれば良いのですが、限られた時間の中でソウル市街地まで行き、用事を済ませて帰ってくるのは結構大変ですよね。

その際にオススメしたいのが、松島(ソンド、송도)国際都市です。

ソンド国際都市は、仁川空港のある仁川広域市に近年新たに整備されたエリアで、トリプルストリートという超大型のショッピングモールや、現代プレミアムアウトレットもあります。カフェやレストランも多数入っていました。

仁川空港からもタクシーで15~20分程度(約3000円)ととても近いので、トランジットの限られた時間の中で韓国の食事やショッピングを楽しむには最適です!

おわりに

K-ETAですが、運用を開始したのがコロナの真っ最中で海外旅行にほとんど出掛けられなかった時期だったということもあり、インターネットなどでも情報が多くありません。私も申請する際に困りました。

今回の私の体験と記事が、これから旅行を計画している方々の参考になれば幸いです。

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コメント

  1. 田中 利博 より:

    サウジアラビア旅行をする為に、GWに、仁川空港第一ターミナルで、トランジットします。

    QCODEの住所と電話番号は、仁川空港第一ターミナルでOKですか?教えて下さい。

    よろしくお願いします。

    • リノベログ リノベログ より:

      田中利博さん
      コメントありがとうございます。
      トランジットの場合、Q-CODEの住所と電話番号も仁川空港第1ターミナルのもので問題ありませんでした。
      サウジアラビア、良いですね!いいご旅行になることをお祈りしています!

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