2023年3月、ドラクエウォークがなんと台湾でもプレイできるようになるということが発表され、これまで日本国内限定であったランドマークが、台湾でも新たに12ヶ所も新設されています。
前回はそのうち台北・台中エリアのランドマーク6ヶ所の紹介を前回の記事にしましたが、今回は残る台東・台南・離島のランドマークについて紹介したいと思います。
私がいま住んでいる上海と台湾とは非常に近いということもあって、台湾でドラクエウォークがプレイ可能になった3月以降、出張やプライベートで4月・5月・6月と立て続けに台湾に訪問しており、ランドマークにも1ヶ所を除いて11ヶ所は自力で訪問しています。
いずれも有名な観光地ではありますが、ドラクエウォーカー視点でのポイントや注意点も紹介していきますので、これから台湾おみやげ回収の旅に出かける計画がある方はぜひ参考にしてみて下さい!
台湾のランドマーク概要
台湾でのランドマークは全部で12ヶ所が設定されています。エリア別では、台湾北部で4か所、東部で3か所、南部で2か所、中部および離島で3か所です。
それぞれのランドマークの位置関係について地図で纏めました。見ていただくとわかる通り、北から南まで満遍なく設置されていますね。
そのうち、台湾北部の4か所、および中部の高美湿地、宮原眼科については前回の記事にて紹介していますので、そちらをぜひ参照してください。今回は残る6ヶ所について記事にまとめていきます。
台湾ランドマークの紹介
東大門夜市
東大門夜市は、台湾東部の花蓮市にある観光夜市、いわゆるナイトマーケットです。
台湾では島中の至る所に夜市がありますが、ここ東大門夜市は他の夜市と比べてもかなり広い敷地となっています。というのも、元々はそれぞれ別々だった4つの夜市が、1つにまとめられてできたのが、ここ東大門夜市なのです。
そのため、東大門夜市の中も4つのエリアに分かれており、それぞれ特徴があります。
- 自強夜市:飲食店などが多い、いわゆる普通の夜市のエリア
- 福町夜市:射的や金魚掬いなどゲームが多いエリア
- 原住民一條街:台東の地元グルメのお店が多いエリア
- 大陸各省一條街:飲食店に加えて、洋服や雑貨などショッピングのエリア
東大門夜市が位置する花蓮市へのアクセスですが、台湾東部は高鐵(台湾新幹線)が通っていないため、鉄道もしくはバスが基本となります。鉄道の場合、台北から花蓮まで特急で2−3時間程度ですが、特に週末の良い時間帯は予約で指定席が埋まることが多いので、もし台東エリアに行く場合は、事前にインターネットなどで席を確保しておくのが必須です。アプリで日本からでも簡単に予約ができますので、必ずやっておきましょう。
ちなみに余談ですが、台北から花蓮の間の車窓からの景色は、台湾鉄道の中で一番美しいと個人的には思っています。電車を予約する場合、もし選べるのであれば、海側の窓側席を予約するのを強くオススメします。
花蓮駅から東大門夜市までは約2.5km。花蓮駅前のバスセンターからバスに乗って10分程度です。もし良い時間帯にバスがない場合は、タクシーでもいいでしょう。片道150NTD(600円)程度でした。
ここ東大門夜市でもらえるおみやげは焼きトウモロコシ。原住民一條街の中にある林記燒番麥というお店のトウモロコシが特に有名で、いつも行列ができています。ゲーム内のおみやげ回収だけでなく、自分へのリアルおみやげということで、ぜひ食べてみて下さい!
太魯閣
太魯閣(タロコ)は、台湾東部の花蓮県にある国立公園で、台湾随一の景勝地として知られています。
大理石の岩肌や、コバルトブルーに輝く渓流など見どころが多く、国内だけでなく海外からも多くの観光客を集める絶景スポットです。
この太魯閣渓谷へのアクセスは、東大門夜市のある台鉄花蓮駅からバス、もしくは台鉄の新城駅まで行ってそこからバスもしくはタクシーが良いでしょう。もしくは有名な観光地ということもあって、台北市内から日帰りバスツアーも出ていますので、慣れていない方はツアー利用も良いかもしれません。
花蓮駅からバスの場合は太魯閣線と呼ばれる310番バスが直通で便利ですが、観光客の少ない平日は土日と比べてバスの本数が少ないので注意が必要です。私が行った時は、平日は6往復、土日は10往復でした。またバスは土日でも夕方まで、平日の場合は花蓮発の最終バスが13:40でした。時刻表は事前にしっかり調べておきましょう。ちなみに花蓮のバスセンターにはレンタルロッカーもありますので、荷物がある方は置いて行っても良いでしょう。
もらえるおみやげは太魯閣の織布。ちなみにランドマークは太魯閣のビジターセンター(遊客中心)に設置されていますので、おみやげ回収だけが目的であればビジターセンター往復でOKです。
せっかくなので太魯閣渓谷をハイキングする場合、足元が悪い場所が多いので、スニーカーなどの歩きやすい格好で行くのを強くオススメします。また蚊も多いので、虫除けスプレーなど準備しておくのが良いでしょう。実際に私は、軽い気持ちで行ったら大変な目に遭いました…
鐵道藝術村
鐵道芸術村は、台湾東部の台東市市街地にある観光スポットです。
元々は台湾鐵道の台東駅だったのですが、台東駅が市内の外れに移転したことから、旧台東駅の敷地が整備されて、現在は鐵道藝術村という公園になっています。台東駅だったという名残から、当時のホームや車庫なども残っており、鉄道好きの方にとっては楽しいスポットなのでしょうが、うーん…
正直、他のランドマークと比べると、知名度的にはかなり劣ります(笑)
ただし鉄道芸術村の隣がバスセンターになっており、市街地の中心部にある場所ですので、ランドマークとして選ばれたのでしょう。
アクセスとしては、台鐡の台東駅からバスもしくはタクシーとなります。タクシーの場合は15分程度で、約300NTD程でした。
ちなみに余談ですが、ここ台東や前述の花蓮はUberのサービス対象から外れているようです。Uberであれば予約の際に目的地を指定することができ、言葉が全くできなくても移動ができるので「困ったらUber」という感じで使い倒していたのですが、台東地区ではそれができません。タクシーに乗るにも他地域と比べると難易度が上がりますので、注意です。
もらえるおみやげは電車の模型、台鉄の車両の模型となります。ここ台東地区の路線では、かなり年季の入ったレトロな車両(なんとエアコンもなし!)も、いまだに現役で走っています。もし電車がお好きな方は、電車移動の合間に探してみるのも一興でしょう。
旗津
ここからは台南エリアのランドマーク2件を紹介していきます。まず最初は、台湾第二の都市である高雄市にある島・旗津です。高雄には日本からの直行便も出ていますので、台北ではなく高雄を拠点に回るという方もいらっしゃるでしょう。
旗津は島と言っても高雄市の本土からほとんど離れておらず、直線距離では1km足らず、その気になれば泳いでいけそうなぐらいの近さです。島ということもあって海鮮料理が有名で、食事時になると高雄市内から多くの人が集まってきます。
旗津までのアクセスは、地下鉄の西子湾駅から徒歩で鼓山輪渡站(フェリー乗り場)に向かい、そこからフェリーで行くのが一般的です。フェリーは10〜15分間隔で運行していますので、特に時刻表で調べる必要はないでしょう。フェリーの所要時間は5分程度、あっという間に到着します。
ランドマークは旗津側のフェリー乗り場、旗津輪渡站の近くに設置されています。旗津に向かうフェリーの中からでも解放可能です。
ちなみに高雄側のフェリー乗り場からランドマークまではたったの600mほど。高雄側からも解放できないか、あちこちに移動して試してみましたが、無理でした。大人しくフェリーに乗って向かいましょう笑
もらえるおみやげはイカ焼きスライム。旗津名物のイカ焼きを模したスライムですね。
ちなみに高雄は、台湾第二の都市だけあって、旗津以外にも観光名所や美味しいお店がたくさんあります。台北と違って都会すぎもせず、個人的にも大好きな街です。高雄に行く際には、おみやげ回収だけでなく、ぜひ色々と観光してみてください。
赤崁楼
続いては台南市のランドマーク、赤崁楼です。
赤崁楼は元々は1600年代のオランダ統治時代に建設されたもので、いくつかの戦乱や破壊を経て、現在の建物は1800年代末の清朝時代に再建されたものになります。オランダ統治時代、鄭氏政権時代、清朝時代、日本統治時代、そして現代に渡る台湾の歴史を感じることができるランドマークですね。
台南市内の中心部に位置しており、台鐡の台南駅からはバスで5〜10分ほどです。高速鉄道にも同じく台南駅があるものの、台鐡の台南駅からはかなり離れており、しかもここ台南では両者を結ぶのがバスかタクシーしかないということもあって、台鐡台南駅に出るまでかなり時間がかかります。高雄から台南に向かう場合でも、もしくは北の台中駅などから向かう場合であっても、基本的には台鐡を使う方が良いでしょう。
赤崁楼を含む敷地に入るには入場料がかかりますが、ランドマークの解放は外からでも可能です。敷地内には建築当時の建物の模型や、往時の遺跡などが展示されていますので、時間に余裕がある方は見学していきましょう。ちなみに入場料金は70NTDでした。
もらえるおみやげは、ここ台南名物の牛肉湯です。その名の通り薄切りの牛肉が入ったスープで、刻んだ生姜と一緒に味わいます。赤崁楼の近くにある永樂市場、もしくは少し南に向かった河樂廣場の近辺には牛肉湯の有名店が集まっていますので、ランドマーク回収のついでにぜひお立ち寄りください。
奎壁山摩西分海
最後に紹介するのは、台湾ランドマーク12ヶ所で最もアクセスが困難であろう、澎湖 (澎湖諸島)にある奎壁山摩西分海になります。12ヶ所中11ヶ所を既に回収している私が、未だに行けていない唯一のランドマークでもあります。
その理由は、この奎壁山摩西分海がある澎湖は台湾本土から50km離れた離島であり、飛行機もしくは船でしかアクセスができないからです。他のランドマークは台鐡の駅から数キロの距離で、1日に複数のランドマークを回ることも容易でしたが、ここ澎湖はどんなに頑張っても1日がかりとなってしまいます。
さて澎湖島へのアクセスですが、前述の通り飛行機もしくは船となります。飛行機の場合、台北や高雄など台湾内の主要な空港から、澎湖島の中心都市の馬公まで国内線が運行しており、フライト時間はおよそ40分程度です。
船であれば台湾西部の嘉義や高雄からフェリーが運行しています。しかしながら船の場合は運行が通年でないこと、海の状況によって欠航が頻発すること、所要時間が飛行機と比べて長いことから、旅行者の場合は飛行機を選択する方が無難でしょう。
ランドマークのある奎壁山は、馬公の中心部から車で30分ほどの場所に位置しています。普段はこの奎壁山と、対岸にある赤嶼という無人島は海で隔てられているのですが、干潮の時間だけは海の水が引き、これら二つを繋ぐ道ができるのです。ランドマークの名前に入っている摩西分海の「摩西」は旧約聖書で有名なモーセのことで、モーセが海を割ったのと同じように海に道ができることから、摩西分海という名前で呼ばれています。
ここ奎壁山摩西分海については私自身もまだ訪問できていないことから、今回触れるのはこの程度にしておきます。年内には訪問予定ですので、ちゃんと訪問できたら改めて具体的なアクセス方法などを記事にしたいと思います。
台湾のランドマークまとめ
最後に、それぞれのランドマークともらえるおみやげ、個人的なアクセス難易度を一覧にして纏めておきます。
エリア | ランドマーク | もらえるおみやげ | アクセス難易度 |
---|---|---|---|
台湾北部 | 中正紀年堂 | 小籠包スライム | ★☆☆☆☆ |
台湾北部 | 九份 | 九份の灯籠 | ★★☆☆☆ |
台湾北部 | 新竹都城隍廟 | 新竹のビーフン | ★★☆☆☆ |
台湾北部 | 故宮博物館 | 白菜の置物 | ★☆☆☆☆ |
台湾中部・離島 | 宮原眼科 | 太陽餅スライム | ★☆☆☆☆ |
台湾中部・離島 | 高美湿地 | タピオカミルクティー | ★★★☆☆ |
台湾中部・離島 | 奎壁山摩西分海(澎湖島) | 玄武岩の印鑑 | ★★★★★ |
台湾東部 | 鐵道藝術村 | 電車の模型 | ★★★☆☆ |
台湾東部 | 太魯閣 | 太魯閣の織物 | ★★★☆☆ |
台湾東部 | 東大門夜市 | 焼きトウモロコシ | ★★☆☆☆ |
台湾南部 | 赤崁楼 | 牛肉湯 | ★★☆☆☆ |
台湾南部 | 旗津 | イカ焼きスライム | ★★☆☆☆ |
最後に
前回の記事と合わせて、ドラクエウォークの台湾のランドマーク12ヶ所の見どころやアクセス方法について、紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
ついに日本を飛び出して海外でもプレイが可能になったドラクエウォーク、これからの更なる海外展開には本当に期待しています。私の住む中国でもプレイできるようになれば最高なのですが…
今回の記事が、これから台湾旅行を計画する勇者の皆様の参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました!
このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
コメント