現在、入国後14日間の強制隔離を絶賛消化中です。
今回は、これから香港に赴任する人が気になるであろう、指定隔離ホテルの様子についてと、隔離生活で持って来て良かった物、いらなかった物について、私の体験を踏まえてレポートして行きたいと思います。
指定隔離ホテルについて
香港では、2022年2月現在、海外からの旅行者は入国後14日間の指定隔離ホテル(Designated Quarantine Hotel, DQH)での滞在が義務付けられています。DQHは2月現在では40ホテルですが、順次増えています。最新の情報は香港政府のHPでご確認をお願いします。
iclub Ma Tau Wai Hotelの様子
40のDQHの中で、今回私が滞在したのは、iclub Ma Tau Wai Hotel となります。
DQHは安いものは1泊HKD500以下から、高いところは数千ドルの部屋までありますが、こちらはHKD690ということで、ちょうど真ん中ぐらいのランクでしょうか。
こちらが部屋の写真です。日本のビジネスホテルよりは広く、1人で過ごすには十分なサイズです。部屋によっては窓から海が見えるということでしたが、残念ながら私の部屋は海とは反対側でした。
無理矢理ベッドを2台入れているようなレイアウトのため、デスクを使う時はベッドに腰掛けて使うかたちになります。おかげで長時間PC作業をしていると腰が痛くなるのが難点です。
指定隔離ホテルでの過ごし方
隔離期間内は、ホテルの部屋から一歩も出られません。廊下にはカメラも設置してあります。一度、指定された時間外ということに気づかず、廊下にゴミを出していたら、電話がかかってきました。フロントでちゃんと監視されているようです。
部屋の中では基本的に自由に過ごせます。ちょうど北京オリンピックの期間でしたので、テレビの番組ではずっとそれを見ていました。それ以外はネットをしたり、動画を見たり、あとは運動不足が気になったので合間にスクワットや腕立て伏せをしながら過ごしていました。
指定隔離ホテルでの食事
食事は朝昼晩の3食、お弁当が提供されます。
ホテルによっては、中華料理だけでなく、洋食や日本食が選べるところもあるそうですが、iclub Ma Tau Wai Hotelでは一種類でした。味は、お世辞にも美味しいと思えるものではありません…
食事については別で記事を纏めていますので、細かく知りたい方はご参照ください。
デリバリーについて
外出はできませんが、DQHでは外からのデリバリーが頼めます。
私はAEONのネットスーパーでデリバリーを2度ほど利用しました。配送料がかかりますので割高にはなってしまいますが、ビールやお菓子などの食料品を頼めるので、非常に助かりました!
ちなみにフードデリバリーについては、香港ではFoodpandaとDeliverooが2大メジャーとなります。日本で人気のUberEatsは、残念ながら2021年末で香港からは撤退してしまいました。
また外部からの差し入れもOKです。現地に友人がいる人は、頼んでみるのもいいかもしれません。
foodpanda-フードデリバリー
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Deliveroo: Food Delivery
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隔離生活を快適に過ごすための必需品
さてお次は、隔離生活を快適に過ごすために、日本から持ってきて良かった物、持って来れば良かったと後悔した物についてレポートしたいと思います。あくまで私のDQHの例となり、ホテルによっては事情が違うかもしれませんが、参考になればと思います。
持ってきて良かったもの
- マグカップ、お椀、箸
- ピンチハンガー
- 厚手のルームシューズ
私のDQHでは紙コップしか置いていませんでした。コーヒーをよく飲むので、備え付けの紙コップではサイズが小さいので、マグカップを持ってきて良かったなと思いました。また、お弁当にはスプーンとフォークしかついてきません。フリーズドライのお味噌汁を飲むときなど、箸があると助かります。
ピンチハンガーは、あると便利と聞いていたので持って行きました。下着や靴下など小さいものを干すとき、備え付けのハンガーだけだと干しづらいので、持ってきて良かったです。荷物の中でのスペースを取らない、これぐらいのサイズの物が良さそうです。
香港のホテルの床は大理石になっているところが多いです。大理石の床は思いのほか寒いので、厚手のルームシューズが助かります。日本で使っていたThe North Faceのルームシューズを持ってきたのですが、コンパクトに折り畳みできるため、場所を取らなくて良いですよ。
持って来れば良かったと後悔した物
- ラー油ペースト
- 便座シート
- 折りたたみできるバケツ
食事は基本的にどのDQHでも中華が主体となると思います。味に飽きてきたときなど、ちょっと調味料が欲しくなります。このラー油ペーストは、中華料理に合い、幅も取らないので、隔離生活にはちょうど良さそうです。
またこちらのトイレの便座は基本的に冷たいです。暖かい便座になれた日本人が使うと、最初はヒヤッとします。使い捨てできる安価な便座シートがあるので、持って来れば良かったなと思いました。
折りたたみできるバケツは、洗濯の時に活躍します。DQHのシンクが小さかったため、持って来れば良かったと後悔しました。アウトドア用品で便利な物がありそうです。
持ってきたけども必要なかった物
- ナイフと包丁
- 醤油やふりかけなど和風の調味料
DQHでは毎食リンゴや洋梨などのフルーツが出てきましたが、わざわざ皮を剥いてカットするのが面倒で、持ってきたナイフと包丁は結局一度も使いませんでした。
またお弁当はどうしても味が濃い目なので、醤油やふりかけなどの繊細な調味料とはあまり合いませんでした。持ってくるのであれば、マヨネーズやソースなどの味の濃いものが良かったです。同じ理由で、レトルトでも牛丼などではなく、カレーのように味が濃いものの方がいいかと思います。
番外編
香港ではほとんどの部屋が禁煙となっています。私は今回の隔離を機に、禁煙にチャレンジしました。ニコチンガムを持って行き、タバコを吸いたくなった時には、ガムを噛んで紛らわせています。もし禁煙したいと思っている方は、これを機会にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
さいごに
以上が、香港でのDQHの紹介と、隔離生活で持ってきて良かった物の紹介になります。
長い隔離生活を少しでも快適なものにするために、きっちりと日本で準備をしていくのが大切です。今回の記事が、これから赴任する方の快適な隔離生活に、少しでも参考になれば幸いです。
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