こんにちは。
ついに香港に入国することができました!
オミクロン株の影響で赴任日が遅延したりと色々ありましたが、無事に入国できたということで一安心です。
今回は、日本出発から香港での隔離ホテルへに入るまでをレポートしていきたいと思います。
コロナ禍での海外への移動は初めてでしたが、日本出国も香港入国も、コロナ前の海外旅行とは違う点がたくさんありました。実際に私が体験したことと、その中で気付いた注意点や気をつけることについて、記事にしていきますので、これから香港への移動を検討している方の参考になれば幸いです。
なお本記事はあくまで2022年1月末での情報となります。 空港での防疫措置などは日々ルールが変わりますので、最新の情報を参考にするようにお願いします。
日本出国まで
空港到着
私のフライトは10時15分羽田発のJL29便でした。いつもより余裕を持って、3時間ほど前に羽田空港のチェックインカウンターに到着したのですが、
「香港行きのお客様は、あちらの別カウンターとなります」
とのこと。よくよく見ると、何列も並んでいるカウンターの一角に、香港行き専用カウンターというのができていました。
香港の防疫は他の地域よりも面倒な確認が多いのでしょうか。香港以外の地域については、専用のカウンターが準備されている国はなかったみたいでした。
抗原検査
香港行き専用カウンターに到着すると、スタッフから検査キットを渡され、まずはコロナの抗原検査をするように求められます。
検査方法は、唾液を採取し、試薬と混ぜて検査キットに2−3滴垂らして、陰性であれば1本線、陽性であれば2本線が出るというものです。初めてやってみたのですが、キットに入っている説明書に従ってやれば、簡単にできました。
結果が出るまで15分ほどおとなしく待っておく必要があります。「もし陽性反応が出ちゃったらどうしよう」と、最後の最後までドキドキでした。
入っていた注意書きを読むと、「検査の30分前に飲食・喫煙をしないように」と書かれていました。検査結果にどれぐらい影響するのかわかりませんが、控えておいたほうが良さそうです。
チェックイン
抗原検査で陰性が確認できれば、晴れてチェックインとなります。
現在、香港の入国にあたっては、
- PCR検査 陰性証明書(フライト前48時間以内)
- ワクチン接種証明書
- 隔離用ホテルの予約票
- 健康申告の入力
が必要になりますので、空港スタッフからひとつひとつ確認をされます。健康申告については入力完了後に出てくるQRコードが必要になります。このQRコードは香港に入ってからも度々使いますので、スマホの画面メモに保存して置くのが良いです。
出国手続き
必要書類に不備がなければ、チケットを受け取り、手荷物検査、出国手続き、そしてついに日本出国となります!
手荷物検査以降の手続きは、コロナ前と大きく変わるところはありませんでした。
ただし空港の中も外も、かなりのお店が休業もしくは時短営業になっており、閑散としています。ざっとみる限り、レストランが数店舗開いているだけでした。食事はともかく、買い物は空港到着前に済ませておくのが良いかと思います。
香港入国
約5時間のフライトが香港国際空港に到着したら、ここから長い長い入国の手続きが始まります。
香港国際空港に到着〜PCR検査結果まで
香港国際空港では、ミッドフィールド・コンコース(中場客運廊)という建物が、現在は入国者の検査会場となっています。飛行機を降りたら、順路に従ってシャトル乗り場まで向かい、シャトルで検査会場に向かいます。
検査会場に到着すると、また順路に沿ってチェックや検査を受けていく、という形です。
検査内容については、受けた順番に、
- 健康申告の確認(QRコードの確認)
- PCR検査
- 入国必要書類のチェック:PCR検査の陰性証明、ワクチン接種証明、ホテル予約票
- 必要書類の発行:Compulsory Quarantine Orderの書類、ワクチン接種証明(QRコード)
となります。
順路がきっちりと分かれており、迷うことはないのですが、それぞれのブースがかなり離れているため、空港内をすごく歩かされます。
ちなみにPCR検査は、鼻と喉の両方でした。鼻の検査は少しビビっていましたが、インフルエンザ検査の時のように奥まで綿棒を突っ込まれることはなかったので、安心しました。
検査と確認は非常にスムーズで、終わるまでは1時間かからないぐらいです。すべての手続きが終わったら、指定された待機場所で、PCR検査の結果が出るまで待つことになります。
待機場所はそれぞれの席に番号が振られています。自分の番号(首にかけるタグについているはず)の席で待っていれば、そのうちスタッフが結果を伝えにきますので、静かに待っていましょう。ちなみに私の場合は、待機場所に着いてから結果の連絡と、Compulsory Quarantine Orderの書類の返却を受けるまで、ちょうど2時間かかりました。
香港入国手続き
陰性の結果を無事に入手した次は、晴れて香港への入国となります。
香港居民の場合は自動化ゲートから入国できますが、ビザ取得後に初めての入国となる場合は、ビザのアクティベーション(有効化)をしてもらう必要がありますので、係員がいる入国審査窓口のほうに並びましょう。
ちなみに入国審査の際にも、PCR検査結果と同時に返却してもらったはずのCompulsory Quarantine Orderの書類も見せる必要がありました。
無事に入国できましたら、預けていた荷物を受け取って、次は隔離ホテルに向かうシャトルバス乗り場に向かいます。
シャトルバス搭乗とチェックイン
シャトルバス乗り場では、ホテルのエリア毎に列が分かれています。受付で自分のCompulsory Quarantine Orderの書類を見せると、何番の列に並ぶかを教えてくれますので、それに従って並びます。
バスが着くと、列の先頭から順次乗り込みます。この時、空港を出てからバスに乗る間、一瞬だけ外に出ることができます。日本出発から、12時間以上ぶりの外の空気が吸えます。ほんの一瞬ですが。
ちなみに私が乗せられたバスは、かなり年季の入ったマイクロバスでした。このバスに乗って、隔離ホテルまで到着。チェックインを済ませると、そこから21日間の隔離生活のスタート、となります。
香港入国:注意点とアドバイス
今回、私が実際に香港への入国を体験してみて、気付いた注意点やアドバイスです。
日本出国前
今回はコロナ禍での搭乗手続きということで、抗原検査だったり、書類の確認だったりで、いつもより手続きに時間がかかりました。いつもより30分程度早めに空港に着くことが良いかと思います。
また、空港のショップはほとんど休業もしくは時短営業になっていましたので、買い物はなるべく空港の外で、事前に済ませていくことをオススメします。
香港入国後、到着から隔離ホテルから解放されるまでの間、現金を使う場面は一切ありませんでした。香港ドルへの両替は、香港でやったほうがレートが良いですので、日本での両替は最低限でいいと思います。
最後に、喫煙者の方にとっては重要な喫煙所ですが、羽田空港の場合、出国審査を越えた先には、広い空港内で1ヶ所だけしかオープンしていません。しかもかなり端の方でしたので、自分のゲートがその反対側という場合には、気をつけてください。搭乗前の一服をしていたら時間に間に合わず乗り遅れた、なんてことになると笑えませんので。
香港入国
検査や入国手続きで、広い空港の中を、まさに端から端まで歩かされます。飛行機に搭乗するときは、歩きやすい服装や靴で乗るのをお薦めします。同じ理由で、機内に持ち込む荷物も最小限にするほうがいいです。日本でのチェックインの際にできる限り預けるようにしましょう。私の場合はリュックに手提げ3つという状態だったので、各ブースで書類を出したりしまったりの際に非常に大変でした。
PCR検査の待機場所では2時間近く待たされますので、本やゲームなど時間を潰せるものを持っていきましょう。幸い空港のフリーWifiは問題なく使えたので、PCやタブレットで映画を見る、とかでもいいかもしれません。ただし電源は見つからなかったので、モバイルバッテリーなど準備しておくのが良さそうです。
また2時間の間、小腹が空くことがあると思います。待機場所に行く手前に、ミネラルウォーターやサンドウィッチなどを配布しているカウンターはありましたが、あまり美味しそうには見えなかったので、日本から軽食を持って来ればよかったなと思いました。あるいは飛行機の中でもらえるお菓子を持ち込んでも良いかもしれません。
最後に
以上が、私が体験したコロナ禍での香港入国までのレポートと、そこで得たアドバイスになります。
今回の私の経験が、これから海外赴任となる方々の参考になれば幸いです。
お読み頂きありがとうございました。
コメント