海外転勤準備|オミクロン株で赴任が遅延!急な赴任スケジュール変更でやった手続き

海外駐在
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こんにちは。

先日赴任1ヶ月前という記事を書きました。その後も、月末の赴任に向けてだんだんと準備を進めていたのですが、オミクロン株の感染拡大による香港側の入国レギュレーションの変更により、なんと赴任日を約1ヶ月後ろ倒しにせざるを得ないということになってしまいました…

そこで今回は、急な赴任スケジュールの遅延によって私が実際に行った手続きを記事にしたいと思います。

オミクロン株の発生により、日本政府も12月1日をもって外国人の入国を一時凍結しています。他の国でも同様に、海外からの入国規制・強化措置を取っているところもあります。

コロナ禍での海外赴任では、新たな変異株の発生などで、いつまた同じようなことが起こる分かりません。今後の海外赴任を予定している方の参考になれば嬉しいです。

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赴任後ろ倒しの背景について

手続きの話の前に、なぜ今回赴任を後ろ倒しにせざるを得なかったのかについて、簡単に説明します。

香港の外国からの入国にあたっては、指定検疫ホテルで一定期間の隔離を行う必要があります。隔離期間については国ごとに定められており、これまで日本はグループB(中リスク国)で、14日間の隔離が必要になっていました。

しかしながらオミクロン株の発生と感染拡大、そして日本国内でのオミクロン株への感染者の発生のため、12月3日をもって日本からの入国者はグループA(高リスク国)に変更となり、21日のホテルでの隔離が必要となることになりました。

日本では11月30日にオミクロン株の感染例が確認された。感染者は30代のナミビア人外交官で11月28日に入国。成田国際空港での検疫で陽性だった。空港到着時は無症状だったが、宿泊施設移動後に発熱の症状が確認されている。国立感染症研究所で全遺伝情報(ゲノム)解析を行った結果、30日にオミクロン株への感染が判明した。外交官は米モデルナ製ワクチンを2回接種していた。

この結果を受けて香港政府は11月30日、日本のほか、ポルトガル、スウェーデンをグループAにすることを決めた。グループAになったことで、非香港居民の入境は認められない。入境有資格者が香港に入る場合は、ワクチンの接種記録、出発72時間前のPCR検査の陰性証明、21日間のホテルの予約確認書の提示が求められる

香港経済新聞より

指定検疫ホテルは、入国者が各自で予約する必要があります。

私も元々14日間の隔離の予定でホテルを手配していたのですが、今回の変更を受けて21日間への予約の変更を申し入れたのですが、既に後ろの予約が埋まっており変更ができず、慌てて他のホテルも探したもののどこも空いておらず…

次に21日間の予約が取れるのが、最速で1月末という事で、当初予定の12月末から1ヶ月遅延せざるを得なくなりました。

中華圏では旧正月が年で一番大きなイベントになります。2022年の旧正月は2月1日ですので、旧正月の期間を家族と過ごすため、年末年始に入国し、1月は隔離期間にあてるという人が多かったのだと思われます。

また、私の場合は、隔離期間の見直しのニュースを受けて、現地側の会社と相談を始めたのですが、担当者の不在などがあり、実際にホテルの延長に動き出したのは通知が出てから2日経ったあとでした。たかが2日とはいえ、その遅れが結果として1ヶ月の赴任の遅れになってしまいました。もっと早くアクションを起こしていれば、と後悔しています。

日本では年間で家族が集まる日といえば、お正月やお盆などが一般的ですが、中華圏では旧正月が日本でのお正月になりますし、欧米圏ではクリスマスなどのホリデーシーズンがそれに当たります。こういった期間に赴任を予定している人は特に、赴任先の事情をよく見ておくことをオススメします。

赴任の遅延により必要な手続きは?

さて、入国レギュレーションの変更によって赴任日を1ヶ月遅らせざるを得なくなったのですが、既に色々と手配を済ませてしまっていたので、それらを変更しないといけません。

実際に私が行った手続きを紹介します。

フライトの変更

まず行ったのは、フライトの変更です。

私の場合はまだ発券前だったので、それをキャンセルして、新しい日程で取り直しできました。

もし既に発券している場合であっても、コロナ禍による事情ということで、変更など柔軟に対応してくれるところも多いみたいです。遅れることがわかった場合はすぐに、予約した旅行会社や航空会社に直接問合せをしましょう。

引越業者の手配

続いて行ったのが引越業者への連絡と日程変更です。

私の場合は、幸いにも新しい日程にすんなりと変更することができました。

しかしながら、引越業者の方に伺った話では、やはり1月〜3月は繁忙期となるため、特に週末など日程によっては希望通りの日程が埋まっていることもあるそうです。こちらも遅れることがわかったら即動いたほうがよさそうです。

リロケ業者への連絡

私の場合は持ち家を賃貸に出すことにしていますが、そのリロケ管理会社とは12月末退去の前提で契約を進めていましたので、遅延することの連絡を行いました。

私の場合は、こんなこともあろうかと、入居者の募集は私が完全に退去してからということにしていたため、遅らせることについては問題ありませんでした。

しかしながら、既に募集をかけていて、もう新しい入居者が決まってしまっている場合、最悪の場合は家を明け渡して他の仮住まいを探さないといけないことになります。

コロナ禍での海外赴任は直前まで何が起こるか分かりません。完全退去してから入居者募集した場合、空白期間の1〜2ヶ月分の家賃収入が入らないことにはなりますが、万が一赴任が遅れた場合に家なき子になってしまうというリスクとの天秤で、いつ募集をかけるかを検討する必要があります。

ホテル予約のキャンセル

荷物を運び出したあと、フライトまでの間に日本で過ごすためのホテルを予約していましたので、それをキャンセルしました。

私の場合は都内で2泊、空港近くで1泊の予定だったのですが、どちらもキャンセル料が発生する前だったのですんなりとキャンセルをすることができました。

もしキャンセル料がかかる期間であっても、コロナ禍による止むを得ない事情ということであれば、キャンセル料には目を瞑ってくれるところもあるそうです。実際に私が予約していた空港近くのホテルの方に聞いてみたのですが、もしそういう場合でも柔軟に対応しますよ、と言ってくれていました。

そういったホテルもあるので、仮にキャンセル期間を過ぎてしまっていても、まずはホテルに問い合わせるのがいいと思います。

また、コロナ禍の赴任においては何が起こるかわかりませんので、ギリギリまでキャンセル費用がかからないホテルを選んでおくというのも大事です。

その他の手続き

上にあげた以外に私が行った手続きはこんな感じです

  • インターネットの解約日の変更
  • ジムの解約日の変更
  • フライト前PCR検査の予約のキャンセル

その他、もし家族と一緒の赴任を予定している方は、学校の手続きなどが追加で必要になってくるかと思います。

まとめ

今回、急な赴任の後ろ倒しになりましたが、私が痛感したのは以下の通りです。

  • コロナ禍での海外赴任は何が起こるかわからない
  • 赴任先の入国ルールの変更などないか常にチェックする必要あり
  • 変更しなければならない事情が発生した時は、すぐに行動するのが大事
  • 抜け・漏れがないよう、行った手続きについてはメモを残しておくことも大事

私の場合は、準備状況をブログで記事にしていましたので、それを見返しながら抜けがないか確認し、変更手続きを進めることができました。

海外赴任に当たっては多くの手続きが必要になります。いざ変更しなければならないという時に、抜けや漏れが発生しないよう、自分が行った手続きについてはきちんと記録を残していくのが大事だと痛感しました。

今回の記事が、同じ境遇に直面した方の参考になれば幸いです。ありがとうございました。

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