以前に記事にした通り、3回目のワクチン接種の予約ができたので、先日無事に接種してきました。
今回は、香港でのワクチン接種の流れと、香港での接種記録と日本での接種記録との統合のやり方について、記事にしていきます。
ワクチン接種の予約をするまでに関しては、前回の記事を参照してもらえると嬉しいです。
香港でのワクチン接種について
ワクチン接種に必要なもの
ワクチン接種当日に必要なものは以下の通りでした。
- 香港ID
- ワクチン予約のリファレンス番号
- 日本で接種したワクチン証明書(自治体が発行するもの)
リファレンス番号については、ワクチン接種を予約したときに入力した携帯番号の方にSNSが届いているかと思います。
またワクチン接種証明ですが、日本の自治体で発行してもらった原本が必要でした。既に安心出行に入っているワクチン接種の記録や、郵便局で発行してもらったQRコード付きの紙ではダメということです。念のため持って行っていてよかったです。
ワクチン接種当日の流れ
私が受診したのは、九龍塘(Kowloon Tong)にあるKowloon Tong Education Service Centreでした。敷地内に入ると、至る所に案内が貼ってあったので、初めての方でも迷わずに会場まで行くことができます。
会場に入ると、受付で予約のリファレンス番号の確認をされ、確認が済むと、そのままワクチン接種のブースに案内されます。
会場はかなり広かったものの、私が行った5月初旬はガラガラでした。会場全体が撮影禁止だったので写真がないのはご了承ください。
ブースでは看護師さんから、IDの確認、予約リファレンス番号の確認、日本で接種したワクチン記録の確認などを受け、そのまま注射です。
日本のように、事前の問診や体温測定などは一切ありませんでしたので、心の準備ができないまま一瞬で終わってしまいました。
ちなみに私の担当の看護師さんは気さくな方でした。私が日本人だとわかると「今日は朝から日本人が多いよ」とか、「ワクチン接種後の飲酒は、本当は7日間ダメだって言われているけど、体調よければ明日から大丈夫なんじゃない?」とか、かなりフランクでした。この辺りは海外っぽいですよね。
接種が終わるとその場でQRコード付きの接種記録を受け取って、あとは待機エリアで15分の待機です。指定された番号のイスに座って待ち、時間になると係員に声をかけられます。それで終わりです。
会場に入ってから出るまで、30分もかかりませんでした。
日本の大規模接種センターで受けた時も、かなりスムーズなオペレーションだなと思って感心していたのですが、香港の接種センターはそれ以上のスムーズさです。
接種記録について
接種が終わると接種記録の紙をもらえるのですが、私のように2回目までを日本で受けていた場合、1回目と2回目の欄がNo Informationとなってしまいます。
この接種記録のQRコードを安心出行のアプリに取り込んでも、同じく1回目と2回目の記録が空欄で、3回目だけが載る形となってしまいます。
この状態ではワクチンパスの規制に引っ掛かってしまいますので、日本での1回目&2回目と、香港での3回目の接種記録の統合が必要になります。
ワクチン接種記録の統合方法について
ワクチン接種記録の統合ができる場所
国外で接種したワクチンの記録と、香港で接種した記録の統合は、香港内の18カ所の指定郵便局での手続きとなります。
18カ所については下のリンクを参照してください。
https://www.covidvaccine.gov.hk/pdf/nonlocalvaccFAQs_ENG.pdf
ちなみに同僚が、指定されたところ以外の郵便局に行ったところ、受け付けてくれなかったということです。どこの郵便局でも受け付けてくれる訳ではないので、事前に確認しておきましょう。
接種記録の統合に必要なもの
- 香港ID
- 国外(日本)での接種証明書
- 香港での3回目の接種記録
接種記録の統合の流れ
郵便局の窓口に接種記録の統合をしたい旨を伝えると、申請書を渡されます。
申請書に記載の上、日本での接種証明書と、上で受けた3回目の接種記録を渡せば、後はものの数分で統合作業が終わります。
統合作業が完了すると、1回目から3回目までの接種記録が載った、QRコード付きの証明書を発行してくれます。
あとはこのQRコードを安心出行に取り込んで、ちゃんと1回目から3回目の接種記録が載っていれば、これで晴れて完了です。
まとめ
- 香港でのワクチン接種は日本以上にスムーズ
- ワクチン接種が無事に済んだら、国外(日本)での記録との統合が必要
- 接種記録の統合は18箇所の指定郵便局で
以上が香港での3回目のワクチン接種と、接種記録の統合についてとなります。
ワクチンの予約の際と、接種が終わってからの2回、郵便局に行かないといけないというのが少し手間ですね。
今回の記事が、これから香港に赴任する方の参考になれば嬉しいです。
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