【グラフで解説】楽天UN-LIMIT vs povo2.0 海外在住者にはどちらがお得か比較してみました

海外駐在
スポンサーリンク

こんにちは。

日本の携帯番号をそのままキープしながら海外に暮らすのに、基本料金が0円の“楽天UN-LIMIT”や“povo2.0”が良さそう、ということを先日記事に書きました。

今回は、どちらのプランがよりお得に使えるのか、スマホの使い方別の4つのケースで、グラフを用いながら比較していきたいと思います!

スポンサーリンク

それぞれのプランをおさらい

比較の前に、まずは“楽天UN-LIMIT” ”povp2.0” それぞれの料金プランをおさらいしていきます。

楽天UN-LIMITの料金プラン

楽天UN-LIMITの料金プランは、月のデータ使用量が1GBまで0円で、使用量に応じて段階的に上がっていく体系になっています。20GBを超えると2,980円となり、以降はどれだけ使っても2,980円のまま変わりません。

出典:楽天モバイル公式ホームページ

povo2.0の料金プラン

povo2.0の料金プランは楽天UN-LIMITと比べると少し複雑です。基本料金は同じく0円ですが、povo2.0の場合はそこに「トッピング」としてデータ容量プランを追加していく形になります。

トッピングできるデータプランには、それぞれデータ容量と有効期限が異なる6つのプランが用意されています。

出典;povo2.0公式ホームページ

4つのケースで比較

海外に暮らす日本人は、基本的には普段はその国の電話会社と契約してそれを使っていると思いますので、楽天UN-LIMITやpovo2.0のデータプランを使用するのは、帰省などで一時的に日本に滞在している間だけになるでしょう。

それでは、データ使用量の違う4つのケースを用意し、それぞれ何日間の滞在であれば、どちらがお得に使えるのかを確認していきたいと思います。

注意事項
  • 比較対象はデータ使用量と料金のみです。それ以外の費用は考慮していません。
  • 本来1GB=1024MBですが、単純化のため1GB=1000MBとしています。
  • 金額は税込です。

ケース1:1日のデータ使用量が100MBの場合

まず初めに想定するケースが、1日のデータ使用量が100MBの場合です。

これは、メールやLINEなどのメッセージの送受信、たまにニュースを見るぐらいしかスマホを使わない、という方を想定しています。月のデータ使用量に換算すると、3GB程度になります。

この条件で、使用日数でのデータ料金を比較したものが下のグラフです。

青い線が楽天UN-LIMITのデータ料金を、赤い線がpovo2.0のデータ料金を表しています。

楽天UN-LIMITの場合は最初の1GBに達するまではデータ料金が0円です。今回のシミュレーションだと10日目で1GBに達するので、11日以上滞在すると1,078円かかるようになります。

povoの場合は、3GB(30日間)のデータトッピングを購入したケースです。最初の購入で990円かかりますが、3GBを使い切るまで、もしくは30日を経過するまでは追加費用はかかりません。

こうやってみると、データ使用量が1日50MB程度しか使わない人にとっては、滞在日数が短いうちは楽天UN-LIMITの方が圧倒的に安く、10日を超えるとpovo2.0のほうが安くなるものの差はわずか、ということがわかります。

ちなみにpovo2.0の方には、1GB(7日間)390円のプランもあります。滞在期間が短い場合は3GBよりこちらの方が安くなりますが、それでも楽天UN-LIMITは0円なので、敵いません。

ケース2:1日のデータ使用量が250MBの場合

続いて、1日のデータ使用量が250MBの場合を想定したケースで比較します。月換算のデータ使用量は7.5GBとなります。

メッセージのやり取りに加えて、SNSへの投稿や、移動時間などでゲームやネットサーフィンなどにスマホを使うような方が、これぐらいの使用量になるかと思います。

こちらが経過日数での料金グラフになります。ケース1と同じく、青い線が楽天UN-LIMIT、赤い線がpovo2.0です。

楽天UN-LIMITの場合は、5日目に1GBを超えて1,078円に、13日目には3GBを超えて2,178円になります。

povo2.0の場合は、まずは3GB 990円を購入した場合です。3GBを12日目に使い切った後、もう一度3GBを購入するため、13日目以降は1,980円となります。

グラフで見てわかる通り、滞在日数が5日を過ぎると、povo2.0の方がお得ですが、その差は数百円と大きな差にはならない、ということがわかりました。

ケース3:1日のデータ使用量が1.5GBの場合

3つ目のケースは、1日のデータ使用量が1.5GBの場合となります。

1.5GBといってもピンとこない方も多いかと思いますが、動画視聴で約180分程度のデータ量となります。移動の合間に映画やYouTubeを見たりする方は、もしかするとこれぐらい使っているかもしれません。

青い線は楽天UN-LIMITです。povoの方は今回2パターン準備しました。赤い線は最初に20GBを購入し、消化後に3GBのプランを追加購入していくパターン。黄色の線は最初から3GBのプランを買い足していくパターンです。

グラフで見てわかる通り、1.5GBと日々のデータ使用量が多い方にとっては、ほとんどの場合において楽天UN-LIMITの方が安価で使えそうです。

ケース4:平日は使用量が少なく、週末は使用量が多い場合

これまで想定した3つのケースでは、楽天UN-LIMITの方がお得、もしくはpovoのほうがお得になるものの両者に大きな差がない、というケースが多かったので、少し強引ですがこんなケースを想定しました。

平日はメッセージのやり取り程度で1日100MBの使用量、週末は動画視聴などでフルにスマホを使い、1日1.5GB消費、というケースで比較してみます。一時帰国ということで、スタートは土曜日としました。

楽天UN-LIMITの場合、初日に1GBを超え、2日目には3GBに達するため、3日目以降は2,178円となります。その後、20GBを超えるまでは2,178円のままです。

povoに関しては、1日データ使い放題330円のプランがありますので、データ使用量の多い週末はこのプランを使い、データ使用量の少ない平日は1GB390円(7日間)を使うケースです。

こうやって比較すると、今回のケースではpovoのほうがお得に使えるということがわかります。povoには1日データ使い放題330円のプランがありますので、日によってデータ使用量がバラつく人にとっては有利になりそうです。

まとめ

今回は4つのケースで、楽天UN-LIMITとpovo2.0の料金をシミュレーションし、どちらがお得に使えるのか比較してみました。

実際にはスマホ使用のスタイルは人によって違いますし、日々のデータ使用量も一定ではないので、シミュレーションの通りにはならないとは思いますが、どちらを契約しようか迷っている方にとって、今回の比較が参考になれば幸いです。

まとめ
  • データ使用量が一定であれば、楽天UN-LIMITの方がお得になるケースが多そう
  • povo2.0には1日使い放題330円のプランがあるため、データ使用量が日によってバラつく場合は有利になりそう
  • 自分のスマホ活用スタイルを考慮して、どちらのプランが有利かを判断するのが大事

お読み頂きありがとうございました。

Amazon.co.jp: 海外赴任ガイド 2021 : 株式会社JCM: 本
Amazon.co.jp: 海外赴任ガイド 2021 : 株式会社JCM: 本

コメント

タイトルとURLをコピーしました